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HOME お知らせ 【事例紹介】水害被害からの再生。築39年マンションが価値を取り戻すまで【前編】

【事例紹介】水害被害からの再生。築39年マンションが価値を取り戻すまで【前編】

■ 災害直後の状況(Before)

  

2年前、秋田市で大雨災害が発生しました。これにより当社にて管理を行っていた、秋田駅徒歩圏に立地する築39年・鉄筋コンクリート造マンション(全11世帯)の1階2部屋が床上浸水の被害を受けました。

建材・床材・設備の多くが使用不能となり、当時1階に住まわれていた入居者は全員退去。さらに建物全体で断水も発生し、住環境としての機能が一時的に失われてしまいました。

当時は水害補償付きの火災保険加入率も低く、この物件でも保険が適用されず、修繕費用はすべて自己負担。工事費の捻出が難しい中、空室は徐々に広がり、賃貸経営とは別の事情も重なって、長期間募集を停止せざるを得ない状況となりました。

この時点で、売却を検討するほど経営的に厳しい局面を迎えていました。

 

■ オーナーと現地下見

 

2025年夏、オーナーは「このまま売却するか、それとも修繕して再生させるか」という重要な決断を迫られました。

そこで当社では、まずオーナーと一緒に現地を細かく確認するところから着手し、室内の被害はもちろん、外壁タイルの劣化も見つかり、

  • 室内リノベーション
  • 外壁含めた建物全体の修繕

という二軸での改善が必要であることが分かりました。

ただ、オーナーにとっては決して小さくない投資です。しかし、「このまま老朽化を放置して資産価値を失うか」「今こそ再生に踏み切るか」という判断の中で、最終的に「修繕して再生する」という決断をされました。

 

 

■ リノベーション提案と設計のポイント(Plan)

今回のリノベーション提案では、特に1階特有の課題である 「日当たりの悪さ」「古さによる印象の重さ」を解消することに重点を置きました。

① 明るい内装への刷新

三方を建物に囲まれた1階ゆえ、日当たりが弱いのが最大のネックでした。
若年層(学生・社会人)のニーズに合わせて、

  • 明るい木目調のフロア材
  • 白を基調とした建具・クロス

を採用し、光を反射して明るい空間に感じられる設計に変更しました。

 

② 和室を洋室化し、収納も時代に合わせて変更

 

従来の押入れは使いづらく、暗い印象を強めていました。

そこで、

  • 和室を洋室へ全面変更
  • 押入れにハンガーパイプを入れて、「魅せる収納」として活用できる仕様へ

若年層の生活動線に合うよう、機能と見た目の両面で改善しています。

 

③ 人気設備を標準装備に

人気設備ランキングでも上位のアイテムを導入しました。

  • TVモニター付きインターフォン
  • 温水洗浄便座
  • シーリングライトのLED化

など、「入居が決まりやすい」ポイントを確実に押さえています。

【後編】へ続く