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HOME お知らせ synapse5月号 制度改正から1年 オーナーが押さえるべきLPガスの新常識

synapse5月号 制度改正から1年 オーナーが押さえるべきLPガスの新常識

2025年4月2日、「液化石油ガス法施行規則」の改正から1年が経過しました。賃貸住宅におけるLPガス料金の透明化を目的とした本改正は、従来の商慣行に大きな変化をもたらしています。あらためて、その影響と実務へのポイントを整理します。

■これまでの商慣習とその課題

背景には、LPガス業界特有の慣行があります。これまでLPガス事業者は、エアコンや給湯器、Wi-Fi機器などをオーナーに無償貸与するケースが一般的でした。一見すると初期費用を抑えられるメリットがありますが、実際にはその費用が入居者のガス料金に上乗せされる形で回収されており、料金の不透明化や高額化を招いていました。さらに、入居者はガス会社を自由に選べない場合も多く、消費者にとって不利益な構造となっていました。

■改正によって何が変わったのか

今回の改正では、こうした課題を是正するため、料金の透明性確保と消費者保護が強化されています。まず、LPガス料金は「基本料金」「従量料金」「設備料金」の三部構成での表示が義務化されました。エアコンやWi-Fiなどガスと無関係な設備費用をガス料金に含めることは禁止されています。さらに賃貸住宅では規制が一層厳しく、給湯器やガスコンロといった消費設備についても、基本料金や従量料金に含めて回収することができなくなりました。これらは2025年4月以降の新規契約に適用されています。

 

加えて、LPガス事業者には、入居希望者に提示するための料金情報をオーナーや管理会社へ提供する努力義務が課され、消費者からの問い合わせにも対応する義務が明確化されました。

■入居者にとってのメリット

入居者にとっては、契約前に料金を把握できることで、納得した住まい選びが可能になります。「入居後にガス代の高さに驚く」といったトラブルの防止にもつながります。本来オーナーが負担すべき設備費用がガス料金に転嫁される不合理も解消されます。

■オーナーに求められる対応

一方でオーナーにとっては、これまでの「無償貸与」によるコスト削減が難しくなり、設備は自己負担で整備することが基本となります。さらに、仲介会社や管理会社との連携、ガス事業者の選定においても法令遵守の視点が不可欠となり、対応を誤れば経営リスクにつながる可能性もあります。

■今後の動向と注意点

なお、制度施行から1年を経て、消費者庁も改めて注意喚起を行っており、今後は監視体制の強化も見込まれます。契約前の料金確認の徹底や、トラブル時の相談窓口(消費者ホットライン188)の周知も進められています。

 

今回の改正は、LPガス料金の透明化を通じた消費者保護の大きな一歩です。オーナーにとっては短期的なコスト増の側面もありますが、情報開示と適正な設備投資を進めることで、入居者の信頼向上につながり、結果として安定した賃貸経営が期待できます。制度の趣旨を正しく理解し、これからの時代に即した経営への転換が求められています。