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HOME お知らせ synapse8月号 インフレ時代を乗り切る!賃貸経営を支える「住宅省エネ2026キャンペーン」(前編)

synapse8月号 インフレ時代を乗り切る!賃貸経営を支える「住宅省エネ2026キャンペーン」(前編)

ここ最近の建築資材費や人件費の高騰は、賃貸オーナーにとって本当に頭の痛い問題です。

インフレの波が業界を直撃し、新築コストはもちろん、既存物件の修繕・メンテナンス費用も年々かさむ一方です。

金利上昇もある中で、キャッシュフローの低下に直面し、今後の修繕計画の見直しを迫られている方も多いのではないでしょうか。

その一方で、部屋を探す入居者側もまた、電気代やガス代などの光熱費高騰に家計を大きく圧迫されています。仲介の現場では、これまでの「駅近・築浅」といった条件に加え、「断熱性が高い」「省エネ設備が整っている」といった生活コストを抑えられる物件への注目度が急激に高まっているようです。この「コストを抑えたいオーナー」と「光熱費を抑えたい入居者」双方の悩みを解決する強力な武器となるのが、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して実施している「住宅省エネ2026キャンペーン」です。

今回は、インフレ環境下でも安定した賃貸経営を実現するために、2026年に上手に活用したい3つの補助金事業と、実務における重要な注意点について解説します。

・新築・大規模改修の強力な味方「みらいエコ住宅2026事業」

賃貸物件の新築や、一棟まるごとの大規模断熱リフォームを検討しているオーナーにとって、大きな資金サポートとなるのが本事業です。

リフォームの場合、賃貸物件の各住戸が対象となり、外壁・床・天井などの断熱改修や窓改修、省エネ設備の導入などに適用できます。

ただし、1申請あたり補助額が合計5万円以上になる工事が必要となるほか、工事種類にも条件があるため、単発での小規模な修繕というよりはまとまった規模のバリューアップ改修に適しています。

新築の場合はさらに手厚く、高い省エネ基準を満たすことで1戸当たり最大で「GX志向型住宅:125万円」「長期優良住宅:80万円」「ZEH水準住宅:40万円」の補助が出ます。

ただし、対象世帯や地域などに一定の要件が絡むため、新築時のターゲット層やリーシング戦略と照らし合わせ、計画段階でしっかりとした確認が必要です。

・空室対策と退去防止に効く「先進的窓リノベ2026事業」

既存物件の空室対策や早期退去防止の施策として、比較的取り込みやすく費用対効果が高いのがこちらの制度です。

賃貸物件の各住戸に「内窓(二重窓)の設置」や「ガラス交換」を行うことで、1戸当たり補助上限100万円(下限5万円から申請可能)の補助が出ます。

古い賃貸物件では、「冬寒くて暖房が効かない」「結露やカビがひどい」「外の音がうるさい」といった入居者の不満が多くあります。特に結露は、フローリングの腐食やクロスの剥がれ、カビなど、退去時の原状回復費用の増加にも直結します。

窓の改修はこうした不満の軽減に直結し、部屋の快適性を格段に向上させるため、長期入居可に寄与し、結果として資産価値の維持と空室期間の短縮が期待できるのです。(後半につづく)

※住宅省エネ2026キャンペーンは、各事業の補助金申請額が予算上限に達し次第、交付申請の受付を終了します。ご注意ください。